田中宥久子(ゆく子)氏は、その著書「
田中宥久子 美の法則
」の中で、スキンケアの奥義を、次のように述べています。
「スキンケアに必要なのは、「筋肉トレーニング」「保湿」「プロテクト」の3つの法則だけである。
筋肉そのものに働きかければ真皮も元気になるし、リンパの流れが高まり血行もよくなる。
だから新陳代謝が高まって、肌は確実に張りを取り戻していく。あとは保湿することで張りを持続させ、紫外線などの刺激からしっかり保護することである。」
この3点さえあれば、肌はちゃんときれいになっていくと田中氏は言っているのです。
現在の美容業界では、スキンケアテクノロジーが盛んに研究されていますね。
真皮まで有効成分を届けるシステム、肌表面の再生サイクルを促すシステムなど、より科学的になった化粧品や美容法がたくさんあります。
そんな中で、成分を表面から入れてきれいにしていくのではなく、筋肉を鍛えて土台から丈夫にするという、田中宥久子(ゆく子)氏の理論は画期的であり、多くの人が注目したのです。
彼女はその著書の中で、自分の提案するメソッソドは、数々の美容の常識からは大きく逸脱していると、自ら述べています。しかし、常識とされている方法で結果がでないのであれば、常識や思い込みに縛られる必要はないといいます。ヘアメイクとして現場で仕事をしていく中で、
「きれいであればいい。結果がすべて」とたどりついたのが、現在のメソッドなのだそうです。