解説動画
造顔マッサージ 1
造顔マッサージとは、メークアップアーティストの田中宥久子(ゆくこ)氏があみだした顔のマッサージ方法です。
当初は、「顔筋マッサージ」としてメディアに取り上げられて評判になり、2006年により進化させ、即効性が高くて誰にでも簡単にできる「造顔マッサージ」として開発されました。
長年映画俳優のメイクをしていた田中氏が、当時、あまりメイクをあまりメイクを施せない男優のためにマッサージを行ったところ、むくみがとれてスッキリとしたところから、このマッサージが生まれたそうです。
リンパの流れが改善されたり、むくみやシワが取れて、顔のラインも変わってくるということで、続けるとまるで整形をしたように顔が変わってくるので、「造顔マッサージ」と呼ばれています。
これまでの顔のマッサージといえば、血行をよくするために、皮膚の表面をあまりこすらないように力を入れずに行うものがほとんどでした。
これに対して造顔マッサージは、痛いぐらいの力で顔をグイグイと押し、自分では動かせない顔の筋肉のトレーニングを行います。
老廃物がたまったり血行が悪くなる原因である、顔の筋肉のこりをマッサージによって取ることで、肌の状態を上げるマッサージです。
造顔マッサージA
造顔マッサージでは、「リンパに流す」という過程を大切にしています。
リンパは、人の体内を網の目のようにめぐっていて、体中の老廃物が集まっています。血管は心臓が動くことによって収縮して動いているのですが、リンパは周囲の筋肉が動かすことによって働いているのです。
だから、筋肉を動かさないでいると、リンパの流れが滞り、むくみやこりの原因となります。たとえば、長時間立ちっぱなしや座りっぱなしなど同じ姿勢を続けていると、足がむくんでしまうことはよく経験することです。
造顔マッサージの産みの親、田中宥久子氏は、顔の筋肉にも同じことが言えると考えたのです。顔の筋肉は、一部しか自分の力では動かすことができません。
だから、加齢によって顔の筋肉にもこりが生じていて、リンパの流れが悪くなっています。
結果、老廃物がたまっていることで、むくみやたるみなどの症状が出てきます。
外から圧力をかけて顔の筋肉を動かして、リンパの流れを助け、老廃物が流れるように促すことで、むくみをとって、たるみを引き締め、本来の肌を取り戻すという理論です。
従来の、血行を促すために軽い力で皮膚をマッサージするといった方法とは全く違うので、この田中宥久子の造顔マッサージ、「田中メソッド」は大変評判を呼んだのです。